世界大会2019日本代表~柴田 優 レポート
- 柴田 優
- 2019年9月4日
- 読了時間: 4分
今年の7月初旬にラスベガスで開かれたWorld Series of Beer pongにて、日本代表として参加した柴田優です。
海外に行くのもほとんど初めてで不安と緊張でいっぱいでしたが、ビアポン協会のサポートのおかげで安心して大会に望むことができました。 大会は5日間にかけていろいろなトーナメントが行われます。私は「男女ミックスペア」「女子シングル」「メイン大会(ダブルス)」の3つのトーナメントに出場しました。
世界大会へ行く前、週に2回以上は練習をしていましたが、自分の力不足を痛感しました。まず、環境が違う…会場の人の多さ、熱気、野次、すべてが日本の大会とは違いました。本来の自分の実力が出せない、と焦りもしました。でも、プレイヤーはもちろん、見ている人もこれだけ熱くなれるビアポンの面白さを再認識したような気がします。 大会のスケジュールはとてもハードです。現地入りし時差ボケもある中、男女ミックスペアのトーナメントがありました。結果は3勝2敗、5位でした。 アメリカでは「ダブルエリミネーション」という2回負けると敗退のトーナメント形式が一般的です。夜8時から深夜12時までずっと試合をしていました。日本の大会ではここまで長丁場はなかなかないですが、すべての試合が勝つか負けるかの瀬戸際。試合が終わるごとにアメリカ人の友達も増えていき、「今度日本に行ったらビアポンで遊ぼう」という約束もしました。 いろいろな国の友達ができて新鮮でした。英語があまりしゃべれなくてもなんとかなるんだねぇ 翌日は女子シングル。シングルスで戦うのはわたし一人。パートナーに頼れない本当の実力が出る形式です。慣れない環境で疲れが出たのか、投げている感覚がありませんでした。「本当はもっと入るのに・・・」と思いながら自分のカップが減り続けるのはとても悔しかったです。結果は2勝2敗、5位でした。 そして、世界大会のメインイベント。 予選2日、決勝トーナメント1日の3日間にかけて行われます。 2人一組でおおむね120チームが出場しました。とにかく2人一組ならどんな組み合わせでも良い。とにかく強いチームが勝つシンプルなゲームです。このイベントで勝った人が日本円にして約150万円を総取りできます。わくわくしますよね 私はインドネシアの女の子と一緒に組んで出場しました。即席で組んだパートナーということもあって、息が合わず1日目はボロボロ。。でも結局は自分が決めていれば勝てたわけだから、もっと上手くなりたいと思いました。 2日目はパートナーと打ち合わせしたこともあって少し持ち直し、3日目の決勝トーナメントへ進出できました。結果は約120チーム中64位。女子と女子が組んだチームでは上位に食い込めました。
本戦の決勝、私は敗退していて見ているだけでしたが、本当に本当にすごかった。テーブルの周りを大勢の人が取り囲んで、1球ごとに大騒ぎ。ひいきのチームを盛り立てたり、敵のチームを罵倒したり。日本もあんな風に盛り上がってくれたらなぁと思わざるをえません。 これからラスベガス大会に行く人へのアドバイス! 7月のラスベガス、外は暑いけどホテルや試合会場はとっっっても寒いです。手首が冷えるといつもどおりの感覚が出せません。簡単に羽織れるものがあると便利でしょう。 そして、会場がめちゃくちゃ広いです。体育館の10倍くらいの広さも天井もあります。東京でビアポンするお店はこぢんまりした所が多いので、普段投げている環境とぜんぜん違います。初めて会場で投げると遠近感が狂ってしまうのです。 いろいろ悔しいこともあったけど、本当に楽しかった。改めて、世界大会に連れて行ってくれたビアポン協会、サポートしてくれた方々、ありがとうございました。一回行ったら、もう一度行きたくなりました。 今後もっと日本のプレイヤーが世界で成績を残せますように。
柴田 優

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